好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

やなせたかし「絶望の隣は希望です!」


 

 

アンパンマンの作者、やなせたかしが自身の人生を振り返る自伝的な内容、近況報告、東日本大震災被災者へのメッセージを口述筆記したもの。(2011年9月の発行)

 

やなせたかしは、手塚治虫よりも1世代上。アンパンマンがアニメ化されたのは70歳の時と言う超遅咲きの人生。早くに父を亡くし伯父の家族に育てられた少年時代。現在の千葉大学に進学した学生時代。戦時中は徴兵され、中国大陸へ。意外と平穏だった中国での従軍生活。(この当時の経験がアンパンマンにも影響を与えているのかもしれません)上海へ向かう死の行軍を生き延びて終戦後に、帰国。

 

終戦後は、いくつかの仕事を経験。漫画家としても活動を始め、代表作はないものの、ある程度稼げるようになる経緯が語られています。手塚治虫の出現で、漫画家としての居場所はなくなりそうになります。しかしNHKに出演したりラジオの構成をしたり「手のひらを太陽に」を作詞したりと言った活動を続けていきます。

 

アンパンマンがヒットしたのは、(先週ブログに書いた連載漫画ではなくて)子ども向けの絵本から。大人からは酷評されたものの、幼稚園では大人気に。

 

アンパンマンは、やなせたかしが70歳の時に、遂にアニメ化。しかし数年後に、妻を癌で亡くし、自身も腎臓癌に。それでも充実した90代を送っている自分と大震災の被災者を重ねながら被災者を激励しています。(2013年、94歳で逝去)

 

 

絶望の隣は希望です! [ やなせたかし ]

 

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