栄養素キャラクター図鑑
|
三大栄養素と13種類のビタミン、13種類のミネラルが擬人化されたキャラクターで紹介されているキャラクター図鑑。日本図書センターの健康キャラクター図鑑シリーズ第一弾で、公式サイトによると、12万部突破のベストセラー。(児童書かつ栄養学がテーマと言うことを考えると極めて異例)
小学校高学年を想定読者としているため、栄養学の普通の入門書に比べて、かなり読みやすくなっています。(全ての漢字に振り仮名付き)。化学、生化学的な話はなるべく省略して、「不足すると・・・」、「とりすぎると・・・」と言う視点から栄養素を理解して行きます。とにかく栄養素を一通り確認したいという大人が読んでも役に立つ内容。
ビタミンの中には腸内細菌で作られるものがいくつかある。
ビタミンEは活性酸素の影響を軽減する。
ビタミンの中には取り過ぎると、肝臓や腎臓に害を与えるものもある。
必須ミネラル16種類のうち、食品成分表にも載っている13種類を掲載。
大人が読めば1時間ぐらいで読み終わります。ビタミンやミネラルの名前を覚えられなくて困っている人でも、この本を繰り返し読めば覚えられそうです。
ちなみに、この本で省略されている必須ミネラルは、硫黄、塩素、コバルトの3種類。硫黄はタンパク質と一緒に、塩素は食塩で、コバルトはビタミンB12の成分として摂取されます。そのため栄養素として、特に意識する必要はないようです。