好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

兵藤ゆき これで英語がちょっとできるようになりました。


 

(漫画は森藤映子)

英語が全く話せないのに家族と一緒にニューヨークで暮らすことになった兵藤ゆき。彼女と息子が英会話を習得する過程を描いたコミックエッセイ。

 

元気が出るテレビ」などに出演していた兵藤ゆき。一時期全く見かけませんでしたが、その頃は、ニューヨークで暮らしていました。夫がアメリカに留学することになり、兵藤ゆきと生後7ヶ月の長男も渡米。ニューヨークで子どもを育てながら、彼女自身も英会話とアメリカ文化を学んでいきます。

 

英会話などの外国語会話を学ぶと、試験の成績は良くないのに会話は得意と言うタイプの人がいることに気づきます。テレビでのイメージ通り、兵藤ゆきは「会話は得意」になるタイプだと思います。人見知りしなそうですし、人当たりも良いタイプ。そのためニューヨークで子どもを連れていると、好意的に声をかけてくる人もいます。ニューヨークでも日本人、アメリカ人を問わず親しい人たちが増えていきます。そんな環境の中で、毎日、英語を浴びるようにして、英会話を身に付けていきます。シャドーイングや個人レッスンの話も出てきますが、現地の人との人間関係の構築が一番のポイントだったようです。

 

この本の後半ではアメリカの幼稚園や小学校の様子も描かれています。個性を重視して、自分の頭で考え、自分の意見を話す。こうしたアメリカ流の教育観を反映したエピソードが紹介されています。(大統領選挙の前に、子ども達で討論を行って模擬投票をするなど)

 

この本ではアメリカの良い部分、個性重視が良い結果をもたらしたエピソードが紹介されています。日本のマスコミが好むアメリカ社会のイメージとは対照的かもしれません。そのことに注目するのも、1つの読み方でしょう。

 

英語を話すために大切なことを知り、いわゆるサバイバルイングリッシュを身に付けるために役立つ内容だと思います。

 

これで英語がちょっとできるようになりました。 コミックエッセイ [ 兵藤ゆき ]