好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

シブすぎ技術に男泣き!(ものづくりマンガ)


 

 

ニッポンの「ものづくり」を作者の実体験もふまえて紹介するコミックエッセイ。世界をリードする技術力を持つ企業、乾電池やテレビの開発に貢献した日本人発明家、作者自身の工場での体験談(日の目を見ずに消えていった機械、大コケしたプリクラマシーン)など。以上第一巻。第二巻では、東京蒲田や東大阪の町工場、ビルメンテナンスの山武などを取材したリポート。サイクロン式掃除機などを分解したリポートなど。(第三巻もありますが、まだ読んでいません)

 

機械工学に関する内容が多く、全体的に工業高校や工学系の専門学校のような雰囲気。

本当は自分で組み立てたり分解したりしてマンガのネタにしたい理工系漫画家の作者。一方、有名な会社や工場を取材して記事にしたい、いかにもマスコミ関係と言う雰囲気の担当編集者(女性)。両者の水面下の攻防も?(それほど派手な戦いではありません・・・)

 

第2巻、第1話に出てくる旋盤のページを、実際に工業高校で教えている先生に見てもらった所、「この機械では大量生産できないから、実際には金型などを使うことが多い」とのこと。

 

工業関連は文系の人間にとっては非常にハードルが高い分野ですが、マンガになることで無理なく親しむことが出来ます。そういう意味では、ものづくりだけでなくマンガの可能性も感じさせる作品だと思います。

 

シブすぎ技術に男泣き!【電子書籍】[ 見ル野 栄司 ]