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偉人と語るふしぎの化学史 松本泉 (ブルーバックス)


 

偉人と語るふしぎの化学史 化学法則が生み出されるプロセスを追体験する【電子書籍】[ 松本泉 ]

 

文系人間には難しい内容の多い講談社ブルーバックスシリーズ。
しかし時々、文系でも分りやすい非常に基礎的な内容の本も混ざっています。
この本はブルーバックスシリーズでは、もっとも易しいレベルの1冊。

 

タイトルは化学史ですが、内容的には中学で学んだ化学について、もう一度じっくり考えてみるもの。そのために、化学史上の重要人物、アリストテレスやラヴォアジエ、アヴォガドロを登場させ、ライバル達と架空の討論を行っています。

 

討論のテーマは3つ。


一つ目のテーマは、万物の源は何か?
(舞台は古代ギリシア、主役はアリストテレス
水?空気?火?
それとも、水、空気、火、土の4元素?

 

二つ目のテーマは、燃焼とはいかなる現象か?
(1791年、フランス パリ 主役はラヴォアジエ)
フロギストン説に問題はないのか?
(ものが燃えるのは空気中の酸素と結合する現象という結論に到達するまでを討論形式で再現)

 

三つ目のテーマは原子説の確立
1830年 イギリス マンチェスター 主役はアヴォガドロ)
気体に関する様々な実験が、原子説を採用すると上手く説明できることを追体験して行きます。

 

 

理科がそれほど得意でない中学生でも理解できそうな1冊。
また理科を教える先生にとっても参考になりそうです。

 

偉人と語るふしぎの化学史 化学法則が生み出されるプロセスを追体験する【電子書籍】[ 松本泉 ]