好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

その”医者のかかり方”は損です 長尾和宏


 

その”医者のかかり方”は損です [ 長尾和宏 ]

 


病院や治療法の選び方、及び効果的な診察、治療を受けるコツを説明した本。

著者は往診による在宅治療も行っている開業医(内科医)

主な想定読者は、自分の健康のことも気になる一方で年老いた両親のことも心配な50代前後の人(40代から60代ぐらいの人)

 

大学病院は特定の臓器の病気(心臓、腎臓、肝臓など)や大学病院でしか治療出来ない一部の病気に適していて、地元の開業医(町医者)で対応できる病気で行くのは得策ではないこと。

 

地元の医師に往診してもらうことで、穏やかな晩年を過ごせる高齢者は少なくないこと。

 

変な思い込みは患者自身が損するだけ。極論が書かれた書物に振り回される、著作やテレビ出演の多い有名な医師=名医だと思い込む、とにかく大病院に行く、とにかく薬を出してもらう、必要も無いのに夜間診療や救急車を利用する、こういった思い込みによる不合理な行動はやめるように促しています。

 

高齢の親に関しては、身体的な疾患だけではなく認知症になる場合も想定して、準備しておくべき。

 

かかりつけ医を選ぶ場合は、ネット情報よりも地元の口コミが重要。かかりつけ医がない人は風邪などの時に気になる開業医(地元の診療所)を受診して自分と相性の良い人を見つけるのが良い。

 

町のお医者さんらしい穏やかな語り口で、この本を読んでいると、こちらも穏やかな気持ちになれました。

 

その”医者のかかり方”は損です [ 長尾和宏 ]