好きなことを知っている人は、しあわせ

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「国際人」はじめました。 海野凪子


「国際人」はじめました。 コミュニケーションに国境なし!共感&納得コミックエッセイ

発売日: 2014年08月
著者/編集: 海野凪子, ゆづか正成
出版社: 大和書房
発行形態: 単行本
ページ数: 133p
ISBNコード: 9784479670841


日本人の知らない日本語の海野凪子によるマンガで学ぶ異文化交流入門。

 

語学力に頼らずに、日本語で外国人とコミュニケーションをとる方法を紹介しています。正しい表現ではなく何を伝えたいかに集中すること。言葉と表情を一致させること。アニメ、和食など外国人が好きな日本文化を使って相手とつながること。
敬語や助詞、書き言葉と言った日本語の難しさについて理解すること。

 

マンガ担当の人が蛇蔵さんから、ゆづか正成という人に交代。エッセイ漫画家が凪子先生の個人授業を受けるという設定になったため、「日本人の知らない日本語」に比べて、かなり真面目な雰囲気になっています。凪子先生のキャラも(見た目、言動ともに)真面目で落ち着いた雰囲気になっています。日本語教師を志望する人に、(大学や養成講座で学んでも)日本語教師になれるとは限りませんと釘をさす場面も。

 

ある程度、日本語のコミュニケーション能力のある人とか、英語などの外国語が得意な人(でも喋れないのがコンプレックスな人)が異文化交流の最初の一歩として読むのには悪くない本だと思います。しかし「日本人の知らない日本語」を何も考えずに寝転がって読んでた様な人は、「先生、真面目になりすぎ」と思うかもしれません。

 

真面目すぎても、ふざけすぎても上手く行かないのが学習漫画的なエッセイ漫画の難しい所かもしれません。

 

既に品切れ、絶版のようですが、決して悪い内容ではないと思います。