好きなことを知っている人は、しあわせ

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バカなおとなにならない脳 [ 養老孟司 ] (よりみちパン!セ)


 

バカなおとなにならない脳 (よりみちパン!セ) [ 養老孟司 ]

 

(実際に読んだのは理論社出版の旧版です)

 

 

図書館で見かけたので借りて来ました。

 

バカの壁で有名な養老孟司が、出版社のホームページに寄せられた質問に回答したもの。比較的マイナーな「よりみちパン!セ」シリーズでは唯一15万部突破とwikipediaには出ていました。

 

中高生向けに書かれたため、字も大きく空白も多いので、2,3時間で読み終わりました。

 

読み終わった感想は・・・・

養老孟司って、こんな偽科学っぽい話をする人だったの?というのが率直な感想。
立派な経歴の研究者(特に患者を診察しない基礎医学の研究者)が科学と疑似科学のグレーゾーンのような水素水とか独自の免疫理論とかに走るケースがありますが、似たようなものという感じです。

 

親が養老孟司のファンで、子どもに与えても、子供のほうでは、新興宗教の教祖の本を与えられたような気持ちになるかもしれません。

 

内容にも少しだけふれると、自然に還れ、人間を特別な存在と思わず自然の一部、生き物と考えるべき。農業とかをして体を動かすべき。と言った内容

 

人それぞれ合う人合わない人がいるのでしょうが、科学的に正しいことと、この本の主張には結構ギャップがありそうです。

 

本の内容とは別に、ちょっと気になったのは図書館でヤングアダルトコーナーなどと呼ばれている中高生向けの本棚は、大人向けの本棚に比べて明らかに古い本が多いこと。この本は12年前に出版されたものですが、10年以上前の本が普通に置いてあります。短期間で捨てられる本、逆に長年本棚に置かれている本は、図書館に行くと気になります。