窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子
今週のお題「読書の秋」
このブログでは色々な本紹介してきましたが、アクセス数が多そうなのは次の3冊。
(無料版なので正確なアクセス数は分かりませんが)
3冊とも興味深く読んだ本ですが、「秋の夜長に読む本」に向いてるかと言えば微妙な気もします。そこで思い浮かんだのがタイトルに書いた「窓ぎわのトットちゃん(黒柳徹子著)」です。
徹子の部屋と世界不思議発見で有名な黒柳徹子。(10月からドラマも始まります)
窓ぎわのトットちゃんは黒柳徹子の小学生時代を回想した本で、1981年のベストセラーランキング1位。(同じ年のベストセラーのには田中康夫の「何となくクリスタル」や五島勉の「ノストラダムスの大予言」も)
また今でも文庫版なら容易に手に入るロングセラーでもあります。
子ども時代の黒柳徹子には今で言う発達障害的な傾向があり普通の小学校には馴染めませんでした。そのため私立のトモエ学園という小学校に転校になります。一人、一人の個性を大切にするトモエ学園で伸び伸びと成長していく姿が活き活きと描かれています。その一方で、東京にあったトモエ学園にも戦争の影響は色濃く影を落とすようになっていきます。
特に印象的なのは、トモエ学園の校長先生(小林先生)と小学1年生の黒柳徹子が初めて会って、お話するシーン。この部分は最初に読んでから何十年経っても印象に残っています。
文字通り秋の夜長にお勧めの1冊です。