好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

情熱大陸 同時通訳の橋本美穂さん。

 

ピコ太郎、ふなっシーから、ビジネスの商談まで幅広い分野をこなす同時通訳。

 

自分とっては非常に珍しいことに、「本当に凄い人だな」と素直に感心しながら見てしまいました。

 

この人ぐらいのレベルになると通訳と言うよりも、バイリンガルで、かつコミュニケーションが非常に上手い人という感じかもしれません。
もう語学とか英会話の延長という感じではなくて、ジャズの即興演奏とか、イメージで何手先も読む将棋のプロ棋士、体全体が音楽に合わせて動くダンサーとか、そういう比喩を使って例えたくなります。

 

通訳してる時の集中してるというよりも夢中になってるような表情、そして、その後の心地良さそうな疲労感。今回の情熱大陸は、どの回よりも抜群に良い表情が取れてると思います。
前回はボクシングの村田選手でしたが、前回に続いて、出演者の人柄に触れるような面白い回だったと思います。

 

言葉では説明しづらいシーンが多いのですが、言葉でも説明したくなるのが通訳教室でのシーン。インド英語が聞き取りづらいという受講生に対して、「拒否反応を持たず受け入れるしかない」と話していた場面。これ自体は当たり前のことを言っているだけなのかもしれませんが、前後の通訳をしているシーンとあわせて、ストンと入ってくるような気がしました。

 

クライアントの専門性、個性を大切にする姿勢が伝わってきたのも好印象。ピコ太郎にしろ、製造業にしろ、インド英語を話す人にしろ、依頼者には、依頼者なりの専門性や個性があって、専門性や個性を活かすための道具として通訳を依頼する。だから、ピコ太郎やふなっシーそのもの、あるいは会社のサービスや商品について充分予習することが大切。

これも当たり前と言えば当たり前のことですが、大事なのは英語だけじゃないと伝わってきて良かったです。

 

99%の人には真似できないけど、普通の人にとっても理想像を思い描くことは出来そうです。


次回放送までは公式サイトやTVERGYAOで見逃し配信があるので、通訳志望者に限らず、外国語を上達させたい人は是非、ご覧下さい。

 

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(プロフィール欄には、凄い経歴が書かれていますが、
番組を見ると、もっと異次元の存在という気がしました)