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教養としての世界宗教事件史  島田裕巳

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教養としての日本宗教事件史 (河出ブックス)と合わせて
教養としての宗教事件史 (河出文庫)として文庫化されています。

 

 

少し前に宗教関連の話題で大騒ぎになってたこともあり、珍しく宗教関連の本を読んでみました。自分は世界史が苦手で、山川世界史のような教科書は途中で挫折してしまうのですが、この本は無理なく最後まで読めました。

 

 

文章が読みやすいのはもちろんですが、この本は24の大きな出来事を扱っており、良い意味で断片的な内容になっていると思います。時代や地域を、それほど気にせずに好きな章から読むことも出来ます。

 

 

仏教なら、日本と東南アジア、チベット仏教の違い、キリスト教ならカトリックプロテスタント東方正教会ギリシャ正教ロシア正教など)の違い、現代のアメリカ、中東(イスラム教)、中国の宗教事情、儒教は宗教?ゾロアスター教って何?、と言った断片的な知識は持っていても、ちゃんと理解していない事柄が色々と出てきます。

 

ガリレオニュートン日蓮と言った人物と世界の宗教との関わりも興味深い内容でした。


個人的には、曾根綾子の小説がキリスト教徒に人気の無いキリスト教文学と紹介されていたのが印象的。

 

タイトルや表紙、前書きは何となく難しそうな雰囲気を、かもし出していますが、実際には入門の入門。昔ながらの教養と言うよりは文系出身者にとっての一般常識(高校の世界史レベル)と言った感じです。

 

自分が読んだのは、河出ブックス版ですが、教養としての日本宗教事件史とセットで1冊の文庫本になってるようです。